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ロシア童話「男とクマ」 すぐに作れるペーパークラフトマトリョーシカ

その他の料理と食べ物

ここまで読んでくださった方の中には、「あれ?この料理がまだ出ていない…」と思う人もいるかもしれませんね。人によって、これぞ!ロシア料理(食品)と思っているものが違うことはよくあります。ここでは、そんな料理や食品をピックアップしてみました。

カーシャ(お粥)

カーシャカーシャは、ロシアとポーランドの代表的な家庭料理の一つに数えられます。

いろんな穀物をバターと一緒に水や牛乳で煮るのがロシア風のお粥(オートミール)です。

小麦、カラス麦、キビ、お米、ソバなど様々なカーシャがありますが、一般的なのは挽き割り小麦から作るマンナヤ・カーシャでしょう。

作り方は、とっても簡単!小麦を牛乳で煮て、塩やバター、砂糖で味付けするだけです。

初めてマンナヤ・カーシャを食べた人は、その味にびっくりするでしょう!私もお粥が甘いなんて信じられませんでした!料理というよりデザートっぽい感じがしましたね。

そしてもう一つ、ロシア人はソバのカーシャを好んで食べます。粗挽き、または挽き割りにしたソバの実をお湯で煮ます。そうするとお粥のようにはならずに、ボロボロと粒状になります。特有の風味と食感が特徴的です。

特に外国人は食べ慣れていないと嫌うこともありますが、ロシアの家庭やホテルなどではボルシチに添えられたり、肉料理などの付け合わせに使われたりもします。今回はソバのカーシャの作り方を紹介しましょう。

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材料(4人分)

  • ソバの実:1カップ
  • 水:3カップ
  • 塩:小さじ1/2
  • バター:大さじ1
  • 牛乳:適量

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作り方

  1. ソバの実を入れた鍋を強火にかけ、弾けるまで空煎りします。焦がさないように注意してくださいね。
  2. そこに水と塩を入れます。ふたをして水分がなくなるまで煮ましょう。
  3. バターを加えて混ぜ合わせて、器に盛ります。食べる直前に牛乳をかけて出来上がりです。お好みで砂糖やハチミツをかけても美味しいですよ♪

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ロールキャベツ

ロールキャバツ洋食料理の定番、ロールキャベツ。これが、おふくろの味という人もいるのではないでしょうか?

ロールキャベツというのは和製英語で、正式にはCabbage Rollって言うんですよ。ですが、実は英語圏の国ではなく、ロシア料理なんです。

これって、意外と知られていませんよね。

もともとはロシアで作られるガルブツィという料理を指しています。現地では各家庭で母から娘に代々伝えられる秘伝の料理法があって、トマト味、レモン味、サワークリーム味など味付けも異なります。

さらにこのガルブツィ、もっと元とたどればカフカス(コーカサス)料理に原型があると言われています。

カフカス地方にはドルマ(詰め物)という料理があり、代表的なものは羊肉などのひき肉をブドウの葉っぱでくるんだものがあり、これがガルブツィの原型だと考えられています。

のちにウクライナに伝わって、今のロールキャベツになったのは19世紀に入ってからのことです。ここで、ロールキャベツの基本的な作り方を紹介しましょう。

材料(4~6人分)

具材

  • 合挽き肉:300g
  • お米:1/4カップ
  • 玉ねぎ:1/2個
  • イタリアンパセリ・こしょう:各適量
  • 塩:小さじ1杯半

煮汁

  • トマトピューレ・キャベツのゆで汁・サワークリーム:各1カップ
  • ローリエ:1枚
  • 塩:小さじ1杯半
  • こしょう:少々

その他

  • キャベツ:8枚
  • サラダ油:大さじ1
  • サワークリーム・ハーブ類:各適量

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作り方

  1. キャベツは軽くゆで、水気を切ります。このとき、ゆで汁はとっておきましょう。芯の部分は麺棒で潰して、軟らかくしておきます。
  2. お米はお湯で洗って水気を切り、玉ねぎとパセリはみじん切りにします。ボウルに具の材料をすべて入れ、しっかり練ります。
  3. キャベツを広げ、タネを8等分してきつく、しっかりと包みましょう。
  4. サラダ油を熱した深めのフライパンにロールキャベツを並べ、返しながら全体をキツネ色になるまで焼きます。
  5. 煮汁の材料をすべて入れて、半分の量になるまで弱火で約20分煮込みます。器に盛ってサワークリームをかけ、ハーブを散らせば出来上がりです。

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ケフィール(飲むヨーグルト)

日本でも一時期ブームになりましたよね、ケフィール。ケフィアとかヨーグルトきのことも言います。

牛乳を発酵させて、ヨーグルト状にしたものです。ですが、食べるわけではないので、飲むヨーグルトという感じでしょうか。

口に入れた途端、ものすごく強烈な酸味が広がります!もう、とにかく酸っぱくて顔がクシャクシャになりそうです(笑)もちろん、乳酸きんもたっぷり含まれています。

個人的には正直、美味しさは感じませんが、体に良いんだろうなぁという感じはしますね。

種類も豊富で、ロシア人の多くは毎日、このケフィールを飲んで、美容と健康に役立てています。ちなみに、ブリヌィの生地にもケフィールが使われる場合もあるんですよ。

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ハチミツ

砂糖は世界中にある甘味料で、どんな料理を作るにも欠かせません。ですが、ロシアで砂糖が普及したのは19世紀に入ってからとされています。世間に出てからも長い間、高級品と考えられてきました。

そんなロシアで砂糖が登場する前から親しまれていたのが、ハチミツ。豊かな森はハチミツの宝庫なのです!紅茶が普及する以前に飲まれていた温かい飲み物ズビーチェニ、伝統的なお菓子プリャーニキや糖蜜パンなどハチミツを使った食べ物は数多くあります。

また、昔から養蜂はとても重要な仕事と見なされてきました。現在もアカシアやボダイジュなど市場には様々な種類のハチミツが売られています。トーストしたパンや紅茶に入れたり…。ハチミツの種類によって、いろんな楽しみ方ができますよ。

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